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- 岡倉天心茶の本
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2016年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140817087
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[BOOKデータベースより]
近代化・西欧化路線が主流であった明治期の日本。そのただ中にアメリカで出版された『茶の本』は、東洋の伝統的な精神文化の奥義を説き、自然との共生を謳う、未来を見据えた先見の書であった。小さきものの中に偉大なものが宿り、日常の中に深遠な世界がある―。岡倉天心没後一〇〇年が経過し、近代化の限界に直面するいま、私たちの進むべき道について考える。
第1章 茶碗に満ちる人の心(茶を通して東洋文明の意義を語る;交響曲のように共鳴する語り ほか)
[日販商品データベースより]第2章 源泉としての老荘と禅(茶の好みにあらわれる時代精神;茶道は日本で完成された ほか)
第3章 琴には琴の歌を歌わせよ(茶室にあらわれる禅の思想;茶室の装飾原理 ほか)
第4章 花、そして茶人の死(花は人生の友;自然の立場から人間を問う ほか)
ブックス特別章『茶の本』をめぐる五つの日本文化論(『武士道』―サムライと騎士;『善の研究』―純粋経験から絶対無へ ほか)
20世紀初頭、物質主義的文化が支配的だった欧米世界に対して、岡倉天心は「茶の本」を英語で書き、東洋の伝統的な精神文化の奥義を説きつくした。自然との共生を説いた先見の書の真価が今明らかになる。