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[BOOKデータベースより]
理に落ちてしまうまえに、そのとき生まれた一瞬の驚きに立ち止まり、世界をわからないものに育てる―そういう時間をつくりあげてゆくことが、いまを生きる私たちにとって大切なのではないだろうか。『巨匠とマルガリータ』から『永遠の0』『東京プリズン』まで―同時代と歴史に沈潜し、文学の“現在”を浮き彫りにする。
1 災後と文学(もう一つの「0」―『永遠の0』と島尾敏雄、吉田満;一語の面白さ―「大波小波」に反論;復元話体のなかで―大震災と柴崎友香『わたしがいなかった街で』;二〇一三年の赤坂真理『東京プリズン』)
[日販商品データベースより]2 文学の二〇世紀以後(独裁と錯視―二〇世紀小説としての『巨匠とマルガリータ』;ヘールシャム・モナムール―カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を暗がりで読む;「理論」と「授業」―文学理論と「可能空間」;世界をわからないものに育てること―伝記という方法)
3 時代の変わり目の指標(螢、ヒカラズ。涙、ナガレズ。―日向寺太郎監督の『火垂るの墓』;空腹と未来―山田太一『昭和を生きて来た』;ノンフィクションと反抗の不可能性―沢木耕太郎『無名』;小説が時代に追い抜かれるとき―みたび、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』について;「居心地のよい場所」からの放逐―村上春樹『女のいない男たち』;「きれいはきたない」―大江健三郎『晩年様式集』)
言葉とのあいだにある断絶、隔絶。わからなさ。私たちを動かす力は、そこにこそ、ひそんでいる。「巨匠とマルガリータ」から「東京プリズン」まで。同時代と歴史に沈潜し、文学の「現在」を浮き彫りにする。