小さな藩の奇跡

伊予小松藩会所日記を読む
角川文庫　角川ソフィア文庫　Ｉ１３７ー１

ＫＡＤＯＫＡＷＡ
増川宏一　北村六合光　

• 価格: 836円（本体760円＋税）
• 発行年月: 2016年09月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784044001421

内容情報

[BOOKデータベースより]

城もなく武士はわずか数十人。人口一万人ほどの伊予小松藩には、江戸時代で唯一、１５０年以上も書き継がれた日記がある。互いに顔の見える小藩だからこそ、代々の幹部たちは誠実に藩政に取り組んできた。不作の兆しを把握し、大飢饉には一人の餓死者も出さなかった。領民の命を守ることが優先された、類をみない善政が日記から読み取れる。天災や参勤交代の過大な財政支出を乗り越えたもう一つの江戸時代がわかる貴重な記録。

第１部　武士の暮らし（小松藩のなりたち；小松藩の概略；会所日記；小松藩の財政状況；古証文　ほか）
第２部　領民の暮らし（駆け落ち；不倫と情死；不思議の記述；女性と子供；領民　ほか）

[日販商品データベースより]

城もなく武士はわずか数十人。人口一万人余りの伊予小松藩には、江戸時代で唯一、150年以上も書き継がれた日記がある。互いに顔の見える小藩だからこそ、代々の幹部たちは私利を計らず誠実に藩政に取り組んできた。不作の兆しを把握し、大飢饉には一人の餓死者も出さなかった。領民の命を守ることが優先された、類をみない善政が日記から読み取れる。天災、幕府の圧政を乗り越えたもう一つの江戸時代がわかる貴重な記録。