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[BOOKデータベースより]
この荒廃した世界では、理不尽な暴力で大切な人を奪われることもしばしばだ。強盗に妹と両親を殺された少女リリイは、「リリイ・ザ・フラッシャー」と綽名される、早撃ちで有名な国一番の銃の使い手。そしてその親友カレンは、記した事柄を忘れることができるふしぎな本“ダイアリー”の持ち主だ。その本は、クリニックを営むカレンの家に代々伝わるもので、医師だったカレンの祖父や父親によって、忘れられない辛い記憶に苦しむ人々のために秘密裏に使われていた。しかし、クリニックを継げなかったカレンの叔父が、“ダイアリー”を狙い、悪い仲間を集めて父親を殺してしまった。幸い“ダイアリー”は奪われなかったが、復讐を誓ったカレンは、リリイを用心棒に誘い、大型バイクに二人でまたがって、国の各都市に散らばった、父を襲った犯人たちを探す旅に出る。ひとりずつ憎い仇を痛めつけ、“ダイアリー”を用いて仇の復讐された記憶を消すのだ。そうすれば、そこで復讐の連鎖は途切れるはず、だった…第5回アガサ・クリスティー賞と小説推理新人賞、ダブル受賞でデビューした超大型新人が瑞々しい筆致で描く、ふしぎなダイアリーをめぐる、少女二人の復讐ロードノベル。受賞第一作。
[日販商品データベースより]強盗に妹と両親を殺された少女リリイは国一番の銃の使い手。親友のカレンは、記した事柄を忘れられるふしぎな本「ダイアリー」の持ち主だった。父親を殺されたカレンは、リリイを用心棒に誘い、復讐の旅に出る。
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- psh_go
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無名かもしれないけどオススメです
清水杜氏彦は、独特の、不思議さが滲み出てくるような口調にハマって、いま、ぼくの中では大注目中の新人作家さんです。 同氏は、心の深淵を本に取り出してくるとでも言えばいいでしょうか。そこが上手いです。 そして、この作品でも、また、「うそつき、うそつき」のような、救いの無さや、清水ワールドの現実的な面に深い感慨を覚えた。 そして、ハッピーエンドとは言えない展開ではあったものの、深い!と思える、読んでよかったと思える作品でした。有名ではない人ですが、おすすめです。
少女たちは仇討ちのため、荒廃した世界をバイクで駆ける。忘却の書〈ダイアリー〉を用いた復讐がもたらすのは、呪いか、福音か。