- 東京の横丁
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2016年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062903226
[BOOKデータベースより]
「俺は二、三日うちに死ぬ気がする。晩飯の支度なんか放っておけ、淋しいからお前もここに坐って一緒に話でもしよう」妻にそう語りかけた数日後、永井龍男は不帰の人となった。没後発見された手入れ稿に綴られた、生まれ育った神田、終の住処鎌倉、設立まもなく参加した文藝春秋社の日々。死を見据えた短篇「冬の梢」を併録した、最後の名品集。
東京の横丁(神田の生れ;靖国神社大祭;駿河台下の横丁 ほか)
四季雑記(谷戸の初鴉;新年日記;寒三十日 ほか)
追憶の人(菊池寛の日常生活;追憶の日々―追悼素顔の里見〓(とん);初対面―尾崎一雄を偲ぶ ほか)
短篇小説 冬の梢
「おれは二、三日うちに死ぬ気がする。晩飯の支度なんか放っておけ。淋しいからお前もここに座って一緒に話でもしよう」
妻にそう語りかけた数日後、永井龍男は不帰の人となった。
没後発見された手入れ稿に綴られた、生まれ育った神田、終の住処鎌倉、設立まもなく参加した文芸春秋社の日々。
死を見据えた短篇「冬の梢」を併録した、最後の名品集。
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