- 叫びの都市
-
寄せ場、釜ケ崎、流動的下層労働者
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2016年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784903127255
[BOOKデータベースより]
「流動的下層労働者」たちは、かつて、職や生存を求め、都市空間の深みを潜り抜けた。陸と海を、山谷‐寿町‐笹島‐釜ヶ崎を行き交う、群れとなったのだ。その身体の流動は、いかなる空間を生み出していったのか。すでに私たちは「釜ヶ崎的状況」を生きている。「寄せ場」の記憶は、今を生き残る術を手繰りよせるための、切実な手がかりなのだ。地表を横断する群れとなれ、君みずからの「寄せ場」をつくれ―過去からの声は、そう私たちに耳打ちしている。労働者の相貌を現す都市空間誌。
序章 アスファルトを引き剥がす
第1章 戦後寄せ場の原点―大阪港と釜ヶ崎
第2章 空間の生産
第3章 陸の暴動、海のストライキ
第4章 寄せ場の生成(1)拠点性をめぐって
第5章 寄せ場の生成(2)流動性をめぐって
終章 地下の都市、地表の都市
夜の底、うねり流れる群れ ―――
流動する労働者(流動的下層労働者)たちは、かつて、職や生存を求め、群れとなった。かれらは、都市空間の深みを潜り抜けたのだ。山谷‐寿町‐笹島‐釜ヶ崎を行き交う、身体の群れ。その流動は、いかなる空間を生み出していったのか。
私たちはすでに「釜ヶ崎的状況」を生きている。「寄せ場〔よせば〕」の記憶は、今を生き残る術〔すべ〕を手繰りよせるための、切実な手がかりなのだ。地表を横断する群れとなれ、君みずからの「寄せ場」をつくれ ―― 過去からの声は、そう私たちに耳打ちしている。
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