- 大人に贈る子どもの文学
-
岩波書店
猪熊葉子
- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2016年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000611473
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[BOOKデータベースより]
本の楽しみや慰めなくして子ども時代を生き延びることはできなかったという著者は、児童文学研究者となり、英語圏の優れた作品や評論の翻訳に情熱を注いできた。子どもの文学の価値を明らかにして大人たちに知ってもらいたい、と願い続けて60年。子どもに向かって書く作家たちの真髄にせまり、幸福を描く多様な物語の世界へと読者を誘う。
1 子どもの本とわたし(本の虫読書をはじめる;児童文学研究者への道)
[日販商品データベースより]2 子どもの本を大人が読むということ(「ハリー・ポッター」という事件;クロスオーバー・フィクション)
3 子どもの文学の書き手たち(ルイス・キャロル―現実からの逃避;ローズマリ・サトクリフ―欠落感を償う;フィリパ・ピアス―日常経験の洞察者;メアリー・ノートン―社会への批判精神)
4 子どもの文学の特質(子どもの文学は単純か;幸福を描く物語の世界;ファンタジーとリアリズム)
5 大人にすすめたい物語(ファンタジーの作品から;リアリズムの作品から)
子どもの文学の価値を明らかにして大人たちに知ってもらいたい、と願い続けて60年。児童文学研究者の著者が、子どもに向かって書く作家たちの真髄に迫り、幸福を描く多様な物語の世界へと読者を誘う。