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[BOOKデータベースより]
「このままでは、電子書籍の世界で日本語は滅びる」―日本語の文化を地球規模の情報通信環境のなかで生き延びさせるために立ち上がった技術者たち。その戦いは、日本語だけではなく、滅亡の危機に瀕する多くの言語利用者にとっての、かけがえのない希望の灯となった。言語文化の多様性を次の世代のために死守する戦いの奇跡の物語。
第1章 大地とその時代(慚愧;以前、ぼくも編集者だった ほか)
[日販商品データベースより]第2章 諌言の彼方に(諌言楽組曲;電子書籍コンソーシアムの顛末 ほか)
第3章 EPUB戦記(JLreqという出来事;日本の電子出版状況 ほか)
第4章 書物の未来へ(中野幹隆さんの死;薮の中または平行物語論へ ほか)
日本語の電子書籍を可能にした世界標準フォーマット“EPUB3”。デジタル社会で少数言語を救うための道程は、困難の連続だった。EPUB策定を通して、改めて「書物の未来」を考える。