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[BOOKデータベースより]
「核心現場」とは、沖縄、朝鮮半島、台湾のように歴史的矛盾が凝縮された「分断」の場所であるとともに差別において苦しみのあるすべての現場を指す。分断構造と構造的差別を解体し、既存の学術制度を超える「共感と批評としての歴史学」と「社会人文学」を提唱。そこに生きる人々の苦しみを受けとめ、現実に触発された実践的な共生への道を提示する。
プロローグ 核心現場から問い直す「新しい普遍」―東アジア分断構造克服への道
[日販商品データベースより]第1部 東アジア論(核心現場に見いだす東アジア共生への道;連動する東アジア、問題として朝鮮半島―言説と連帯運動の二〇年;東アジア論と近代適応・近代克服の二重課題;平和に対する想像力の条件と限界―東アジア共同体論の省察)
第2部 中国‐韓国‐台湾(中華帝国論の東アジアにおける意味―批判的中国研究の模索;変わるものと変わらないもの―韓中関係の過去、現在、未来;私たちにとって台湾とは何か―韓国‐台湾関係を問い直す)
第3部 社会人文学と批判的学問(社会人文学の地平を開く―その出発点としての「公共性の歴史学」;共感と批評の歴史学―東アジアの歴史和解のための提言;地球地域学としての韓国学の(不)可能性―東アジアの歴史和解のための提言;「東洋史学」の誕生と衰退―東アジアにおける学術制度の伝播と変形;韓国における中国学の軌跡と批判的中国研究;解説と対話 白永瑞―同時代の証言者)
東アジアの分断構造を解体し、和解を導くために、「共感と批評としての歴史学」と「社会人文学」を提唱。そこに生きる人々の苦しみを受けとめ、現実に触発された実践的な共生への道を提示する。