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休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。一人目の「お母さん」はリョウが子どもの頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。観光を続けるうち、リョウは何かがおかしいことに気がつく。かりゆし58の名曲「アンマ―」に着想を得た、書き下ろし感動長編。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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北区の太
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熟練
この作者には、「阪急電車」で興味を持ち、「塩の街」・「空の中」・「海の底」の自衛隊三部作で完全にノックアウトされて以降、大ファンなのだが、「図書館戦争」シリーズは読んでおらず、久々のご対面。久しぶりだったが、気のきいた会話・何気なく心の琴線に触れるフレーズのちりばめ等、有川氏らしさ満載の一冊で満足。ただ、あまりにも子供過ぎる父親−こういう人が逆に女性の母性本能をくすぐるのかなあ−に若干イラっとしてしまったので、この点がマイナス要因。まあ、好みの問題なのだが。タイムトリップ要素と、そこから醸し出される不思議な世界観から来る語り手の存在の不安定さがどんどん先を急がせる。面白かった。やはりこの人は上手い、熟練の境地だな。
母と過ごす3日間。恩返しは、今からでも遅くない――。有川浩、書き下ろし感動長編。