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[BOOKデータベースより]
今日、従来の直接的生産労働とは異なるさまざまな労働、ホワイトカラー労働、ブルーカラーも加えた能力主義的労働、家事労働や医療・介護労働を含めたケア労働等が話題になっている。このような状況に対して、本書は生産的労働概念の再検討をとおして、現代社会において複雑に多様化している労働の理論的位置づけを試みた。それらの労働は必ずしも資本主義の現代的変容によって新たに齎された面ばかりでなく、資本主義経済がそれ自身のうちに有していた多様化の契機が表出したものであり、均質な労働に収まらない資本主義経済の不安定性が明らかになり、また多様化の契機の特定により資本主義の現代性も解明できるのではないかという見立てからその理論的作業に入った。
序論(課題の設定;本書で取り上げる論点の紹介;本書における立論の特徴;本書の構成と序次)
第1章 生産的労働概念再考(国民所得論争と生産的労働概念;生産的労働概念の生成と原理論上の位置;基準編成と生産的労働)
第2章 複雑労働の理論的意義(複雑労働の単純労働への還元論;複雑労働論の論理構成;労働市場の分立)
第3章 評価と勤続の理論的可能性―能力主義を例に(能力主義とは;原理論における評価の可能性;原理論における勤続昇給の可能性)
第4章 消費における労働―家庭に残る労働(家事労働の価値形成性をめぐって;生産的労働単一モデル相対化の試み;消費における労働の特徴)
むすびとして