- 四色問題
-
どう解かれ何をもたらしたのか
ブルーバックス Bー1969
- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2016年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062579698
[BOOKデータベースより]
数学の末解決問題として有名だった四色問題―平面上の地図は四色で塗り分けられる―は、1976年の夏、イリノイ大学の一人の数学者、K・アッペルとW・ハーケンによって解決された。しかし、それは計算機による膨大な検証という、従来の数学の証明法とは全く異なるものだった。四色問題の誕生から最終的解決にいたるまでの先人たちの苦闘の歴史を踏まえ、計算機に依存した現代の数学的証明の意義をあらためて考える。
第1章 四色問題の誕生―怪物の誕生
第2章 ケンペの研究―最初の研究と早合点
第3章 テイトの研究―華麗なる変身
第4章 ヒーウッドの研究―曲面のほうがやさしい?
第5章 バーコフからルベーグまで―はるかなる登頂路
第6章 ヘーシュの執念―放電法の開発
第7章 ついに解決!―怪物もコンピュータでダウン
第8章 解決の余波―計算機による証明の意義
埋もれたままの古典的な数学の未解決問題はもはや人工知能に任せるしかないのか?! 物議をよんだ未解決問題は「解決した」と言えるのか? 現代の視点から再考する。
数学的証明とは何か
数学の未解決問題として有名だった四色問題――
平面上の地図は四色で塗り分けられる――は、
1976年の夏、イリノイ大学の二人の数学者、
K・アッペルとW・ハーケンによって解決された。
しかし、それは計算機による膨大な検証という、
従来の数学の証明法とは全く異なるものだった。
四色問題の誕生から最終的解決にいたるまでの
先人たちの苦闘の歴史を踏まえ、
計算機に依存した現代の数学的証明の意義を
あらためて考える
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- コーシー近代解析学への道
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2009年10月発売】
- 多変数の微分積分学
-
価格:3,190円(本体2,900円+税)
【2011年11月発売】
- OD>多変数解析函数論
-
価格:7,150円(本体6,500円+税)
【2024年12月発売】
四色問題は本当に解けたといえるのか? 問題解決の過程をたどりつつ、数学証明のあり方を問い直す。未解決問題も人工知能にお任せ?