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[BOOKデータベースより]
演劇理論におけるプレゼンス論とアブセンス論を踏まえながら、観客が舞台作品を見る際に衝動や葛藤に駆られる内的で動的なプロセスの多様性を、上演分析によってあざやかに解き明かす。
在と不在の複眼的演劇論―本書の目指すところ
[日販商品データベースより]理論編(プレゼンス‐アブセンス論争;理論的前提とモデルケース)
プレゼンス編(出現の不確実―ストアハウスカンパニーの舞台作品を例に;過剰と鬱―フランク・カストルフ演出『終着駅アメリカ』におけるパラドキシカルな生き延び策;死者と生者の哀悼劇―ニードカンパニーの『ディア・ハウス』における自己分裂の演技と観客の想像力)
アブセンス編(身体の救出可能性と挫折のあいだ―ローラン・シェトゥアーヌ振付の踊らない身体;ネガティブな「ある」と「ない」のはざま―クリストフ・マルターラー演劇の持続性と歴史的時間;「不在の像」との「つきあいかた」―マレビトの会のカタストロフィー演劇)
受動の活動―「ある」と「ない」をめぐる観客の可能性
演劇理論におけるプレゼンス論とアブセンス論を踏まえながら、観客が舞台作品を見る際に衝動や葛藤に駆られる内的で動的なプロセスの多様性を、上演分析によってあざやかに解き明かす。