- 植民地を読む
-
「贋」日本人たちの肖像
サピエンティア 43
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2016年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784588603433
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 災害の日本近代史
-
価格:902円(本体820円+税)
【2023年07月発売】
- 日本人が夢見た満洲という幻影
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2022年07月発売】
- 祖国復興に戦った男たち
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2010年10月発売】
- 誰が日本に罪を着せたのか
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2016年11月発売】
[BOOKデータベースより]
「本物」の日本人とは。日本の支配下で序列化された沖縄人や台湾人。国民を担保するのは「国語」か旅券か血液か。小説やラジオドラマから浮かびあがること。
第1部 植民地台湾の「贋」日本人たち(「植民地は天国だった」のか―沖縄人の台湾体験;萬華と犯罪―林熊生「指紋」を読む;司法的同一性と「贋」日本人―林熊生「指紋」を読む・その二;植民地の混血児―「内台結婚」の政治学)
[日販商品データベースより]第2部 描かれた「蕃地」と「蕃人」―好奇心と怖れと(「楽耳王」と蕃地―中山侑のラジオドラマを読む;「兇蕃」と高砂義勇隊の「あいだ」―河野慶彦「扁柏の蔭」を読む)
第3部 海を渡る台湾人(看護助手、海を渡る―河野慶彦「湯わかし」を読む;「大陸進出」とはなんだったのか―紺谷淑藻郎「海口印象記」を読む)
第4部 美談と流言(震災・美談・戦争期世代―「君が代少年」物語を読む)
敗戦時30万以上の日本人が台湾で暮らしていた。自分は被植民者より優れていると考える人々はどんな日常を送り、それを表現したのか。小説やラジオドラマを通じて、帝国日本の集団的な空想の一端を明らかにする。