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- 西光万吉 新装版
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- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2016年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784389421106
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[BOOKデータベースより]
「人の世に熱あれ、人間に光あれ」。西光万吉が一九二二年、全国水平社の創立にあたって起草した、日本の最底辺からの人間解放のメッセージは今なお息づいている。西光は戦後、和栄政策を構想し、一貫して不戦世界の建設を説き続けた。平和運動のスローガン「大砲よりバター」「再軍備より福祉」を、西光は自国本位として退け、日本国憲法に根ざしながら国際的視野をもつべきことを強調した。戦争中、彼は国家主義者として侵略戦争を推進する役割を担ったため、「転向」者として斥けられ、戦後の彼の主張も無視されてきた。本書はこのタブーを破り、初めて西光の生涯を明らかにした。
1 全国水平社の創立(苦悩を越えて;全国水平社の創立;農民運動から政治闘争へ)
[日販商品データベースより]2 高次的タカマノハラの展開をもとめて(獄中にて;国家社会主義の実現をめざして;奈良県柏原を中心に)
3 戦争の激化のなかで(日中戦争のもとで;穂積五一とともに)
4 戦後の主張―和栄政策(不戦への道;和栄政策の実現をめざして;日本と世界に)
西光万吉が全国水平社の創立にあたって,日本の最底辺から呼びかけた人間解放のメッセージ「人の世に熱あれ,人間に光あれ」は今なお息づいている。戦後,彼は和栄政策を構想し,不戦日本,不戦世界の建設を説き続け,日本国憲法に根ざしながら常に国際的視野を持つことの大切さを強調した。戦時中,彼は国家主義者として侵略戦争を推進する役割を担ったため,戦後の彼の主張も顧みられず,無視されてきた。本書はこのタブーを破って,初めて西光の生涯を明らかにした。冷戦構造が崩れ新たな世界の仕組みが模索される現在,西光に学ぶべきところは多い。