[BOOKデータベースより]
社会や共同体、そして女性にとって、産屋の存廃とはどのような意味を持っていたのか。島に保存されていた史料分析と、当時の助産婦や出部屋をめぐる女性たちのライフヒストリーを通じて、産屋の存続と閉鎖のメカニズムを重層的に解明する。
序章 産屋研究の視角
第1章 フィールドについて
第2章 昭和戦前期における出部屋の産院化
第3章 戦後の出部屋を活用した近代医療の導入―助産婦のライフヒストリーを通して
第4章 昭和二〇‐三〇年代における出部屋の利用状況とその変化―出産をめぐる共同体の規範と家族の事情
第5章 昭和四〇‐五〇年代における出部屋の閉鎖とその後―家族のなかの女性の選択
終章 出部屋の存続・閉鎖のメカニズムとその意味
女性が出産時ないし産後の一定期間、家族と離れて過ごした産屋はかつて日本各地にあり、伊吹島の出部屋も1970年まで利用された。当時の島の史料分析と、当時の助産婦や、出部屋で出産を経験した女性島民のライフヒストリーの聞き取りを通じて、重層的に産屋の存続のメカニズムを解明。日本近代の出産史を女性史・民俗学的に捉え直す。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 専門知と公共性
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2003年05月発売】
- 科学技術社会論の技法
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2005年11月発売】
- 探すんだ!もう一度生まれて僕の死んだ理由を生きる意味を
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2023年03月発売】
- はじめての王朝文化辞典
-
価格:1,595円(本体1,450円+税)
【2022年08月発売】
- 外国人看護師
-
価格:7,150円(本体6,500円+税)
【2021年03月発売】
女性が出産時ないし産後の一定期間、家族と離れて過ごした産屋はかつて日本各地にあり、伊吹島の出部屋も1970年まで利用された。当時の島の史料分析と、当時の助産婦や、出部屋で出産を経験した女性島民のライフヒストリーの聞き取りを通じて、重層的に産屋の存続のメカニズムを解明。日本近代の出産史を女性史・民俗学的に捉え直す。