災害復興の法と法曹

未来への政策的課題

成文堂
松岡勝実　金子由芳　飯考行　

• 価格: 3,740円（本体3,400円＋税）
• 発行年月: 2016年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784792326845

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　復興過程の被災者をめぐる問題：岩手県被災地からの研究報告（災害復興の法と政策―「復興」の過程を大局的に見る；災害関連死問題に対応するための課題；地震免責条項における諸問題の検討―東日本大震災を契機に；防災で問い直される「公」と「個人」―自助・共助・公助で求められる「個人」像の変化；大規模災害下における労働条件の変更法理）
第２部　復興過程の実務的問題：岩手県被災地における法曹・実務の苦悩（復興支援・住宅再建の法的問題；釜石市における法的支援活動及び津波災害に関する裁判例の検討；災害廃棄物の処理責任の所在について―東日本大震災津波の際の岩手県の取組みを通じて；岩手県における原発事故損害賠償の概況；東日本大震災の岩手県沿岸部における法的対応）
第３部　災害復興の制度論：東日本と神戸、そして未来への教訓（「人間の復興」の制度論―２つの大震災から学ぶ災害復興基本法への宿題；阪神・淡路大震災からの復興の教訓；民法学として学ぶべきこと、臨床法学教育、災害ボランティア―弘前大学ワークショップに参加して）

[日販商品データベースより]

東日本大震災による岩手県被災地の現場から津波災害による法律問題を発信。大規模津波災害にして地方型災害という今次災害の本質に関わる法律問題を正面から取り上げる。３部で構成。