- 迷走する民主主義
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2016年03月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480068811
[BOOKデータベースより]
戦後政治の根本的欠陥を清算するべく、民主党への政権交代はなされた。だが、政策の迷走や権力恣意的な運用により支持を失い、「改革の改治」は無残な結末へといたる。あとに残されたのは、自民党政権の圧倒的独走と、代表民主制への失望感だけだった―。政権交代とその後の政治はなぜ失敗したのか。その背景には、現代の世界的大変動のなかでデモクラシーが直面する困難がある。民主主義の意義と限界を思想的に問いなおし、日本政治の閉塞状況を打破するための条件を示す。
1 民主主義の苦境(「民主主義の終わり」、それとも「民主主義の過剰」?;政治の対立軸はどこにあるか;資本主義vs.民主主義?)
2 政権交代と日本の民主主義(戦後日本政治のあゆみ―政権交代まで;政権交代とその後の政治;民主党政権の失敗―その政治思想的検討;民主主義とは何か―政治の多様な側面)
3 民主主義の思想的条件(「ポスト物質主義」の政治―その意義と限界;知の変容と民主主義;有限で開かれた社会へ)
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政権交代や強いリーダーシップを追求した「改革」がもたらしたのは、民主主義への不信と憎悪だった。その背景に何があるのか。政治の本分と限界を冷静に考える。