- 報復の連鎖
-
権力の解釈学と他者理解
Die Wiederkehr der Rache.学樹書院
アルフレッド・シェップ 斎藤博 トヨミ・イワワキ・リーベル- 価格
- 3,850円(本体3,500円+税)
- 発行年月
- 2016年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784906502394
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
権力の解釈学と他者理解
Die Wiederkehr der Rache.
学樹書院
アルフレッド・シェップ 斎藤博 トヨミ・イワワキ・リーベル
[BOOKデータベースより]
21世紀の今日、世界はなお深刻な分裂と報復の連鎖に呻吟する。その根底に蠢くものは何か、その一つは、権力←→暴力による他者支配の攻撃欲動である。攻撃欲動の起因は他者に想定される。隣人、異文化・文明、さらに他国家なる他者の理解が不可避の問いとなる。その二つ目は、私=主体に潜む他我alter egoである。他者の理解は相互の理解を目指す。その前面に立ちはだかるこのalter egoの理解が不可避の問いとなる。ドイツ哲学界をリードする俊英が、ハイデッガー、ガダマー、ミード、フッサール、ラカン、デリダ、ロールズ、レヴィナス、フロイト、ベンジャミン、ニーチェ、スミス、シュミットを読み解く。
1 解釈学の旧来の理解概念とその限界―M.ハイデガー、H.G.ガダマー、G.H.ミード
[日販商品データベースより]2 自分のものの理解と他人のものの理解 解釈学と反解釈学を考究の射程に―E.フッサール、J.ラカン、J.デリダ
3 正義という三元的位置からの他者理解か、あるいは汝の要求という二元的位置からの他者理解か―J.ロールズ、E.レヴィナス
4 男女の性差関係にみられる理解の諸葛藤―S.フロイト、J.ベンジャミン
5 理解、攻撃、そして合意‐ニーチェに関する付説―F.ニーチェ
6 経済に関わる理解の概念―A.スミス
7 政治的な理解の問題―C.シュミット、J・デリダ
21世紀の今日、世界はなお深刻な分裂と報復の連鎖に呻吟する。その根底に蠢くものは何か。ドイツ哲学界をリードする俊英による、人間の根源的にして普遍的な「理解する」という人間営為についての哲学的論攷。