[BOOKデータベースより]
一匹の化け物が日本を徘徊している。「原子力村」という名の化け物が―。電力会社、産業界・財界のみならず官僚、政治家、学者、さらにはマスコミすら取り込み、この「化け物」は半世紀以上にわたって肥大化してきた。そして、福島第一原発事故以降も必死に原発延命を図り、民意を無視した再稼働を進めている。原発関連取材の第一人者として知られる記者が巨大な利権複合体にメスを入れる。
プロローグ 事故後の反省記事
第1章 「村」に切り込む
第2章 強大な利権構造
第3章 「国策」の果てに
第4章 4人の経産官僚
第5章 残る原発のごみ
第6章 買われたメディア
福島原発事故後も存続が図られる、産官学メディアが癒着した巨大利権・原子力ムラ。原発関連記事で知られる筆者が描く、ムラの実態。