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所得・地域・世代間で分断化が進む日本。このままでは社会が壊れかねない。何をどう変革すればいいのか、その原理を示す救国の書
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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★プロ書店員レビュー★
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学問への畏敬を再認識させられる。知的執念に感動。
高い支持率を誇る政権でも増税は難しい。社会保障(再分配政策)が「バラマキ」と非難されることも少なくない。なぜか。それは、この社会の基盤となるべき「信頼」が脆弱で、不安や疑心暗鬼の中で自己防衛に走るほかない生き方を強いられているからではないか。つまり私たちは巧妙に「分断」されていて、競争を強いられ、疲弊しているからこそ、誰かが救済されることになかなか寛容になれないのではないか。この本は、『経済の時代の終焉』で大佛次郎論壇賞を受賞した経済学者が、経済学と財政学の知見を用いて、発想の転換を迫る提言書である。自分には「受益」がなく「負担」ばかりだと思えば、租税抵抗が強まり、増税への同意は「分断」される。だから「誰もが受益者」になるよう制度を設計しなければならない。受益者の範囲を広く設定できないか。希望の構想は、きわめて実務的に組み立てられていく。
レビュアー:野上由人 / リブロ / 男性 / 40代
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所得・地域・世代間で分断化が進む現代日本。このままでは社会が壊れかねない。ならば税制も含め、何をどう変革すればいいのか? その原理を示す救国の書。