この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 初めてのマルクス、エンゲルス
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2025年03月発売】
- 省察
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2006年03月発売】
- 方法序説
-
価格:1,056円(本体960円+税)
【2010年08月発売】
- 哲学原理
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2009年03月発売】
- デカルトと西洋近世の哲学者たち
-
価格:6,600円(本体6,000円+税)
【2016年01月発売】
[BOOKデータベースより]
本巻では1643年7月から1646年初頭までの132通の書簡が扱われる。これらの書簡には、大学組織や行政を巻き込んだ新旧の哲学論争に関わる「ユトレヒト紛争」(1641‐43)、「フローニンゲン訴訟」の記録、そして『哲学原理』の出版(1644)などに関連した自然学・形而上学の議論から、本巻の半数近くを占めるエリザベト王女との往復書簡での多岐にわたる活発な議論が収録されている。
エリザベトからデカルトへ ハーグ 1643年7月1日「心身の相互作用への疑問」
[日販商品データベースより]デカルトからベヴェルヴェイクへ エフモント・アン・デン・フフ 1643年7月5日「心臓の運動と血液の循環」
デカルトからコルヴィウスへ エフモント・アン・デン・フフ 1643年7月5日「ヴォエティウス論難の正当性」
デカルトからユトレヒト市参事会へ エフモント・アン・デン・フフ 1643年7月6日「ユトレヒト市参事会の召喚に対する返答」
デカルトからコルヴィウスへ 1643年7月6日「オクターブの音階」
デカルトからウィレムへ アムステルダム 1643年7月10日「返答の印刷とウィレムへの送付」
デカルトからホイヘンスへ アムステルダム 1643年7月10日「助言への感謝」
デカルトからブラントへ エフモント・アン・デン・フフ 1643年7月18日「時計の修理」
デカルトからコルヴィウスへ エフモント・アン・デン・フフ 1643年9月5日「ベヴェルヴェイクとの約束、キルヒャー、ウェンデリヌス」
デカルトから某へ エフモント・アン・デン・フフ 1643年9月15日‐23日「ユトレヒトの動向」〔ほか〕
デカルト(1596-1650)は730通以上の膨大な往復書簡を残した。それらはラテン語,フランス語,オランダ語で書かれ,わが国で翻訳されているのは30%ほどで,数学や物理学に関わる書簡は割愛されてきた。
本シリーズ全8巻は研究者の使用に耐える翻訳を作成し,簡潔な歴史的,テキスト的な訳注を施して,基礎資料として長く活用されることを期して企画された。
17世紀において書簡の果たす役割は大きく,それは私的な文書であると同時に複数の人に読まれることを意識して書かれた。デカルトの場合,著作ではあまり触れられない心身問題や永遠真理創造説,形而上学の諸問題,道徳論など多くの哲学的問題に立ち入った議論がなされており,書簡を通してデカルト思想の細部が明らかにされる。デカルトは「書簡によって哲学する」,書簡は「知性の実験室」と言われる由縁である。
本巻では1643年7月から1646年初頭までの132通の書簡が扱われる。これらの書簡には,大学組織や行政を巻き込んだ新旧の哲学論争に関わる「ユトレヒト紛争」(1641-43),「フローニンゲン訴訟」の記録,そして『哲学原理』の出版(1644)などに関連した自然学・形而上学の議論から,本巻の半数近くを占めるエリザベト王女との往復書簡での多岐にわたる活発な議論が収録されている。