ネーデルラント美術の魅力

ヤン・ファン・エイクからフェルメールへ
北方近世美術叢書　１

ありな書房
元木幸一　今井澄子　木川弘美　寺門臨太郎　尾崎彰宏　廣川暁生　青野純子　尾崎彰宏　石井朗　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2015年12月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784756615428

内容情報

[BOOKデータベースより]

ファン・エイクの“ヘント祭壇画”に、メムリンクの“虚栄と救済の多翼画”に、ヒエロニムス・ボッスの“快楽の園”に、ホッサールトの“聖母を素描する聖ルカ”に、ホルツィウスの“ダナエ”に、ヤン・ブリューゲルの“火の寓意”に、フェルメールの“音楽の稽古”に、ネーデルラント美術の魅力を探る！

第１章　“ヘント祭壇画”の不思議―ファン・エイクの新しい絵画世界
第２章　救いへといたる道、あるいは宮廷的なイメージの戯れ―“虚栄と救済の多翼画”に見るハンス・メムリンクの創意
第３章　神の視線が意味するもの―婚礼画としての“快楽の園”
第４章　ヤン・ホッサールトの“聖母を素描する聖ルカ”―画家の矜持と絵画的戦略
第５章　ヘンドリック・ホルツィウス“ダナエ”
第６章　ヤン・ブリューゲル（父）の“四大元素”シリーズ―“火の寓意”をめぐる一考察
第７章　ヨハネス・フェルメール“音楽の稽古”―ハブリエル・メツーとの芸術的対話をめぐる考察

[日販商品データベースより]

１５世紀から１７世紀にいたるネーデルラント絵画の中からメルクマールとなる作品を選びだし、ネーデルラント絵画がいかに鑑賞者との共感関係を切り結んできたのか、その一端を明らかにしようとする試み。