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[BOOKデータベースより]
やがて入り江が見えた。両手が水をすくうように、膨らんだ帆が空気をすくった。すでに鼻がかいでいたものが、目に見えてきた。最初はチョウジ油をすりこんだ望遠鏡を通して―大英帝国の軍人、リチャード・フランシス・バートン。インドでは様々な言語と文化に浸り、アラビアではメッカ巡礼をなしとげ、アフリカではナイルの源泉を追い求める。『千夜一夜物語』の翻訳者としても知られる桁外れの人物の生涯を、世界的に評価されるブルガリア系ドイツ人作家が、事実と虚構を織り交ぜて詩情ゆたかに描き上げた傑作長篇小説。ライプツィヒ・ブックフェア賞受賞作。
[日販商品データベースより]さあ、いまだ見ぬ世界へ。大英帝国の冒険家、リチャード・バートンの旅がはじまる…。めくるめく語りが織り成す、ベルリン文学賞受賞作家の傑作長篇。〈受賞情報〉ライプツィヒ・ブックフェア賞
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インド、アラビア、東アフリカ…大英帝国の作家・冒険家リチャード・バートンの旅路は続く。ブルガリア系ドイツ人作家による越境文学。