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[BOOKデータベースより]
ユダヤ人たちはセレウコス朝シリアの支配下におかれていたが、前167年にアンティオコス四世の命を受けた役人たちが父祖伝来のユダヤ教を棄て、「異教の祭壇」に豚を捧げるよう強要する。この冒涜行為に対し、祭司マッタティアスと息子ユーダス・マッカバイオスらが決起し、世に言う「マカベア戦争」が起こる。手に汗握るユダヤ王朝存亡を描く歴史資料を丹念に読み解きながら、ユダヤ人たちの命運を分けた時代の真相にせまる。
第1章 マカベア戦争(その一)―ハスモン一族の反乱からユーダス・マッカバイオスの死まで(主資料となるマカベア第一書はプロパガンダ文書;『古代誌』第一二巻の補助資料となるものは;ダマスコのニコラオスとその著作;前三世紀の後半から前二世紀の後半へ;前大祭司ヤソーンと大祭司メネラオスの角逐 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 マカベア戦争(その二)―ヨナテースの登場(ヨナテース、後継の指導者になる;平和の一時的な到来;アンティオコスの子アレクサンドロス、王を僭称する;デーメートリオス一世、ヨナテースに書簡を送る;アレクサンドロス、ヨナテースを大祭司に任命する ほか)
前167年、セレウコス朝シリアの支配下におかれていたユダヤ人に、役人たちが「異教の祭壇」に豚を捧げるよう強要する。これに対抗して起きたマカベア戦争から、ユダヤ人国家ハスモン朝の勃興と滅亡の歴史を描く。