[BOOKデータベースより]
昭和天皇のまさに激動の生涯を描いた『昭和天皇実録』。気鋭の研究者10名が、戦前から戦後まで政治、巡幸、日々の生活など多方面からわかりやすく描く。史料的価値と問題点を歴史学の立場から提示した格好の解説書。
『昭和天皇実録』を読む前に―概要と意義
1 戦前編(幼少期と帝王教育―一九〇一年四月〜二一年九月;皇太子としての活動から昭和恐慌へ―一九二一年一〇月〜二九年七月;戦争の時代と天皇―一九二九年七月〜四五年八月;メディア史からみる天皇の生活)
2 戦後編(退位問題と新憲法―一九四五年八月〜五二年四月;戦後もつづく政治への意識―一九五二年四月〜六九年一二月;昭和天皇の外遊とその晩年―一九七〇年一月〜八九年一月;公文書と『昭和天皇実録』)
『昭和天皇実録』の史料的性格
全文公開された『昭和天皇実録』は、天皇の出生から逝去まで激動の生涯≠描くが、全六〇巻にわたる編纂意図とはどのようなものであろうか。気鋭の研究者一〇名が、天皇の幼少期から戦後の象徴天皇制までを精読し、政治・巡幸・日々の生活など多方面からわかりやすく描く。『実録』の史料的価値と問題点を歴史学の立場から提示した格好の解説書。
全文公開された『昭和天皇実録』は、天皇の出生から逝去まで激動の生涯を描くが、全六〇巻にわたる編纂意図とはどのようなものであろうか。気鋭の研究者一〇名が、天皇の幼少期から戦後の象徴天皇制までを精読し、政治・巡幸・日々の生活など多方面からわかりやすく描く。『実録』の史料的価値と問題点を歴史学の立場から提示した格好の解説書。