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[BOOKデータベースより]
「なぜ生きなければいけないのでしょう?誰にも知られないように、この世界から消えてしまいたい」気づいてほしい。傷み、うつろう日々にも、生きていることのかすかで、そして確かな感触が君のなかにあることに―。「心の回復力」を育てる、事故と自己の現象学からの提言。
序章 大学生の数奇な日常
[日販商品データベースより]第1章 幸福な「痛み」
第2章 「自傷」の玄人
第3章 「離人」、静けさのなかにたたずむ
第4章 ひとは「嘔吐」する
第5章 「倒錯」を友とするもの
第6章 わたしの大切な他者、「小人」
第7章 死という「コトバ」に取り憑かれる
第8章 標的に飢える「敵意」
終章 「経験の事故」のなかで、「自己」は新生する
生きることは苦しい。人は不自由だ。でも、魂はシブトイ。拒食嘔吐、SM、幻視、離人、自傷、強迫、死への憧憬。「心身の事故」を生きぬく大学生の数奇な日常に伴走した、気鋭の若手哲学者による異例のケアの記録。