- 天智朝と東アジア
-
唐の支配から律令国家へ
NHKブックス 1235
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2015年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140912355
[BOOKデータベースより]
古代東アジアに起こった一大戦役・白村江の戦。通説では、唐・新羅連合軍に敗れた日本は以後、唐の律令に学び、国家体制を整備していったと言われる。だが、この通説は果たして本当か?敗戦国の日本が、唐の支配を全く受けずに友好関係を保つことが可能だったのか?本書は、中国・朝鮮側の史料、最新の考古学の知見、古今東西の「戦争」における常識など、多角的な視点から『日本書紀』を再解釈。白村江後に出現した唐の日本「支配」の実態、さらに、それがのちの律令国家建設に与えた影響を鮮やかに描く。
第1章 白村江への道(風雲急を告げる東アジア;女帝の世紀 ほか)
第2章 白村江の敗戦処理(百済からの引上げ;冠位二十六階制 ほか)
第3章 朝鮮式山城の築造(大野城;朝鮮式山城の建設目的 ほか)
第4章 近江遷都(天智の帰還;近江遷都 ほか)
第5章 律令国家への道(新羅の反唐政策;近江令の制定 ほか)
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:1)
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井沢ファン
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幻滅した
ある程度の推測を入れて書いているが、まだ、資料第一主義で報告書の域を出てない。また、推測があまりに飛躍している。天智天皇の頃、日本は唐の植民地だったと言っているのであろうが、当時の地形状況や海での戦いと陸での戦いの違いなどに加え、様々な状況が理解できていないと思う。まず、井沢元彦氏の「日本史の叛逆者 私説・壬申の乱」を読めと言いたい。学者のくせに小説家よりもつたない推測になっているとは情けない。井沢先生の説がすべて正しいとは思わないが、信憑性ははるかに高いと思う。もう少し象牙の塔を出て活動すべきだ。
「白村江の戦い」に敗れた日本は、唐の再攻撃に備えて防衛態勢を整備し律令国家建設へ邁進したと言われている。それは本当なのか?「日本書記」を再検証し通説に挑む力作。