- ルネッサンス夜話
-
近代の黎明に生きた人びと
平凡社ライブラリー 833
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2015年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784582768336
[BOOKデータベースより]
ルネッサンス美術の繁栄に大きな役割を果したメディチ家とはどのくらいの金持ちだったのか。当時の人間像を代表する傭兵隊長なるものは、どのくらい給金を貰い、どのような戦争をしたのか…。芸術が人間の生活と密接に結びついている以上、銀行家や学者、兵士や娼婦の生活も美術史研究に無縁であるとは私は考えないが、ここではそんな七面倒臭いことは言わず、ただ興味ある話題として気楽に読んで頂きたい。
1 メディチ家の金脈と人脈
2 一市民の日記
3 フランス病かナポリ病か
4 マルスの休息
5 傭兵隊から常備軍へ
6 学者たちの世界
7 占星術
8 人相学―四性論と動物類推
9 ルネッサンスの女たち
中世フィレンツェを中心に、芸術に加えて経済や戦争、病気や占星術や女性など種々の角度から転換期の全体像に迫る名著、待望の復刊。