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- 「超」集中法
-
成功するのは2割を制する人
講談社現代新書 2332
- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2015年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062883320
[BOOKデータベースより]
仕事、勉強、書類整理、時間管理、企業戦略…2割に集中すれば、「最後の勝者」になれる!成功のための最強法則。
第1章 2割に集中する人が成功する
第2章 2:8法則を無視する人々
第3章 「超」整理法は自動的にコアを見出す
第4章 試験勉強でこそ2:8法則が有効
第5章 変化するビジネスのコアをつかむ
第6章 世界は偏っている
第7章 8割の逆襲?ロングテールとブラック・スワン
全体の動向を決めるコア(核)は、量では2割程度だから、そこに集中すればよい。これが、さまざまなことに適用できる「2:8法則」だ。しかし、コアになっている2割を見出すのが難しい。勉強やビジネスのコアはどこにあるのか? それらを見出す具体的な方法を示す。
本書で述べるのは、「さまざまなことに『コア』と呼びうるものがあるので、努力をそこに集中すべきだ」ということです。「コア」とは、「核」という意味です。コア機能、コア商品、コアメンバーなどというように使われます。
全体の中でコアが占める比率は量的には2割程度であることが多く、他方で、「コア」によって全体の成果や価値の8割程度が生み出される場合が多いのです。このことは、「2:8法則」とか「パレートの法則」と呼ばれます。
したがって、努力をコアに集中させれば、仕事の効率は飛躍的に高まります。これを意識するかどうかで、結果に大きな違いが生じるのです。
ところで、以上のことは、昔から知られていました。実際、「2:8の法則」という言葉を知らなくとも、多くの商店は、店舗に売れ筋の商品を置こうとします。また、ダイレクトメールを出すなら、コアの顧客を中心に出します。「重要なものを重点的に扱う」というのは、いわば当然のことなのです。
では、なぜいま2:8法則についての本が必要なのでしょうか? それは、これまで2:8法則について述べた本は、つぎの2つの問題に対して答えを提供していないからです。
(1)コアは、どうすれば見出すことができるのか?
(2)コアが変化したとき、どのように対応したらよいのか?
「コアに集中せよ」というアドバイスを実行するために、これらの問題に対する答えが必要なことは明らかです。したがって、これらに対して意味のある答えを提示しなければ、有効なノウハウにはなりません。世の中には、ノウハウになっていない「疑似ノウハウ」が多いのですが、右の問いに答えを与えずに「2:8法則に従え」というのも、その例です。 ノウハウとなるための最も重要な部分が欠落しているため、品質管理などの分野を除くと、2:8法則が実際に活用される例はそれほど多くありませんでした。 この問題に対して解を与えようというのが、本書の目的です。
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本書で述べるのは、「さまざまなことに『コア』と呼びうるものがあるので、努力をそこに集中すべきだ」ということです。「コア」とは、「核」という意味です。コア機能、コア商品、コアメンバーなどというように使われます。
全体の中でコアが占める比率は量的には2割程度であることが多く、他方で、「コア」によって全体の成果や価値の8割程度が生み出される場合が多いのです。このことは、「2:8法則」とか「パレートの法則」と呼ばれます。
したがって、努力をコアに集中させれば、仕事の効率は飛躍的に高まります。これを意識するかどうかで、結果に大きな違いが生じるのです。
ところで、以上のことは、昔から知られていました。実際、「2:8の法則」という言葉を知らなくとも、多くの商店は、店舗に売れ筋の商品を置こうとします。また、ダイレクトメールを出すなら、コアの顧客を中心に出します。「重要なものを重点的に扱う」というのは、いわば当然のことなのです。
では、なぜいま2:8法則についての本が必要なのでしょうか? それは、これまで2:8法則について述べた本は、つぎの2つの問題に対して答えを提供していないからです。
(1)コアは、どうすれば見出すことができるのか?
(2)コアが変化したとき、どのように対応したらよいのか?
「コアに集中せよ」というアドバイスを実行するために、これらの問題に対する答えが必要なことは明らかです。したがって、これらに対して意味のある答えを提示しなければ、有効なノウハウにはなりません。世の中には、ノウハウになっていない「疑似ノウハウ」が多いのですが、右の問いに答えを与えずに「2:8法則に従え」というのも、その例です。 ノウハウとなるための最も重要な部分が欠落しているため、品質管理などの分野を除くと、2:8法則が実際に活用される例はそれほど多くありませんでした。 この問題に対して解を与えようというのが、本書の目的です。