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- さけがよんひき
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2015年09月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784790252962
[日販商品データベースより]
一人暮らしのおばあさんが川の近くの畑で野菜を作っていた。ところが、野菜が食べごろになると、誰かがとっていってしまう。おばあさんが不思議がっていると、ある日、かっぱが野菜をとっているのを見つけて…。
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“里山の秋”が絵からあふれるような本です。お話のはじまりは夏。ひとりぐらしのおばあさんが、川のそばの畑で野菜をつくっています。あるときから、野菜が食べごろになると、だれかがとっていくようになりました。トマトもきゅうりも、「だれかがてつだってたべてくれれば、ありがたいくらいのもの」とおばあさんは怒りもしません。それにしても、とっていくのはたぬきだろうか、いたちだろうか。気になって仕方がないおばあさんは、こっそり見守ることにしました。すると……!?川からあがってぼたぼたしずくを落としながら、野菜をもいでいくのはカッパでした!腰をぬかすほどおどろいたおばあさん。でもそれからは、カッパが野菜をもいでいくのが楽しみでたまりません。もっともっていけ、トウモロコシもそろそろ食べられるぞ、と心のなかで応援します。木のかげから見守りながら……。ダイナミックに色彩あざやかに描かれた草木や昆虫と、おおらかなおばあさん。そして愛嬌たっぷりのカッパの表情が見どころです。おばあさんとカッパは一度も言葉を交わしませんが、心は通じ合っていたのだとわかります。『さけがよんひき』というタイトルの意味は、最後まで読み終えたときにわかりますよ。なんとものどかで、ほっと一息つきたくなるお話。おばあさんのセリフを声に出して読むのも楽しいです。のびやかに季節の色がうつっていく空気を、絵本から胸いっぱいすいこんでくださいね。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
独り暮らしのおばあさんの育てた野菜を4つづつ取っていくかっぱ。
犯人がわかるまでのおばあさんの想像と、やっとわかった犯人の姿がユーモラスで、和んでしまいました。
どうしていつも4つなのでしょう。
さけがよんひきのタイトルの意味が最後にわかるのですが、かっぱの家族の姿は、おばあさんの想像ですよね。
喜湯本のずみさんの絵に、話の雰囲気を持っていかれたように思いました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】