- テクストの擁護者たち
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近代ヨーロッパにおける人文学の誕生
bibliotheca hermetica叢書
Defenders of the text.- 価格
- 8,250円(本体7,500円+税)
- 発行年月
- 2015年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784326148288
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近代ヨーロッパにおける人文学の誕生
bibliotheca hermetica叢書
Defenders of the text.
[BOOKデータベースより]
ルネサンス期に興隆した人文主義は、ホメロスの叙事詩をはじめとする古代ギリシア・ローマの詩歌や文芸作品、聖書などのテクストを読解する学問だが、古典といわれるものがはじめから存在したわけではない。どのテクストが、どのような基準で解釈され、選ばれて古典とされていったのか、本書はこうした「テクストの科学」の歴史を近現代までたどる。
序章 人文主義者たちを再考する
[日販商品データベースより]第1章 古代のテクストとルネサンスの読者たち
第2章 ポリツィアーノの新しい学問とその背景
第3章 捏造の伝統と伝統の捏造―ヴィテルボのアンニウス
第4章 スカリゲルの年代学―文献学、天文学、普遍史
第5章 新教徒vs預言者―カゾボンのヘルメス批判
第6章 ヘルメスとシビュラの奇妙な死
第7章 ルドルフ二世のプラハにおける人文主義と科学―背景からみたケプラー
第8章 ラ・ペイレールと旧約聖書
第9章 ヴォルフ序説―近代歴史主義の誕生
時空を超えた不朽のメッセージを読みとるべきか、歴史の産物として距離感をもって臨むべきか、古典解釈をめぐる普遍的な問題。
古典とはなにか。どのようにして選ばれ、伝えられてきたのか。ルネサンス以降に盛んになる古代ギリシア・ローマの古典の再生と受容、旧約聖書と各国史を結びつけて天地創造から世界の終末まで描こうとする普遍史や年代学、真作と偽作の問題、聖書やホメロスの叙事詩─古典テクスト解釈の歴史をたどり、人文学の誕生と伝統を明らかにする。