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[BOOKデータベースより]
ベンヤミンは子どもや子ども時代に、危機の時代に閃く“希望”を見た。その眼差しの展開を、言語観、想起論、メディア観に読み解く。
ベンヤミン思想の謎性格と魅力の解明
[日販商品データベースより]第1部 ベンヤミンの方法論―アレゴリー的解釈術の基本構造とその展開(解体/救済的思考からの遊戯論の誕生―ベンヤミンの遊戯観の背景にある認識論的枠組みについて;寓意家、収集家、遊民―ベンヤミンのアレゴリー的解釈術の基本構造;記憶の迷宮と夢からの覚醒―ベンヤミンの想起論の人間形成論的意義について)
第2部 メミーシスと理性―ベンヤミンのメディア論にある人間形成論(ベンヤミンの媒体概念について―一九三〇年代ドイツにおける“世界開放性”をめぐる思想模様のなかで;目的・合理的理性の機能転換―ベンヤミン・アドルノ論争の人間形成論的意味について;危機の思想の布置状況―ハイデガーの“決断主義”とアドルノのミメーシス論)
第3部 思想的照応関係の中のベンヤミン―倫理の起源をめぐって(対象からの眼差しと原初への思考―ベンヤミンの言語哲学的思考とメルロ=ポンティの肉の存在論;歴史に非常ブレーキをかけるもの―歴史の天使が眼差す行方;歴史の破局と認識可能性としてのいま―ナチズムをめぐるフーコー、アドルノ、ヤスパース、ベンヤミンの思想的対話)
ベンヤミンの眼差しと人間形成論―特に、生命の問題をめぐって
20世紀初頭の危機の時代を生きたベンヤミン。そのアレゴリー的な眼差しは、子どもや子ども時代を、感性に向けて指導され克服されるべきものではなく、大人や社会に対する批判的審級とみなすものだった。