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[BOOKデータベースより]
西太平洋の広大な海域に点在する、六〇〇を超える島々。日本は太平洋戦争に敗れるまでの約三〇年間、現在ミクロネシアと呼ばれる、この「南洋群島」を事実上の領土として支配した。「楽園」といわれた島々は太平洋戦争で玉砕・集団自決の悲劇の舞台となった。「海の生命線」として戦略的に重要視されつつ、その後は忘却されてきた島々を通史的に描く。
第1章 日本帝国の南進
第2章 冒険ダン吉と三等国民
第3章 海の生命線
第4章 楽園と死の美学
第5章 日本を焼き尽くす砲台
第6章 水爆の海
第7章 「南洋帰り」の戦後
日本は太平洋戦争に敗れるまで、現在ミクロネシアと呼ばれる南洋諸島を支配した。南進論の系譜から、日本の委任統治時代、玉砕の戦場となった太平洋戦争期、戦後の水爆実験に至る、南洋群島の“忘れられた現代史”。
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南進論の系譜から、日本の委任統治時代、玉砕の戦場となった太平洋戦争期、戦後の水爆実験に至る、南洋群島の“忘れられた現代史”。