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[BOOKデータベースより]
一九四五年八月に広島と長崎で原爆の被害を受け生き延びた人々は、医科学、法制度、社会・平和運動などの様々な言説群に媒介されながら「被爆者」として主体化していった。その過程の中で何が原爆体験として記憶され、あるいは忘却されていったのか。被爆者たちの戦後史をたどりながら、かれらの体験や記憶の継承の可能性を考える。
被爆体験の継承と戦後日本―「体験」から「記憶」へ
第1部 原爆体験と被爆者の間―体験と主体の境界線(原爆体験の成立―同心円の想像力と「被爆」の意味作用;「被爆者」の誕生と原爆被害の広がり)
第2部 被爆の記憶と戦後日本(「平和」と「原爆」の間―「平和のための原爆」から「平和のための反原爆」へ;被爆ナショナリズムと「共感の共同体」の裂け目)
第3部 生き残りたちの原爆後―死者の記憶と原爆体験(物語を求めて―残されし者の哀切と負い目;つかみ損ねた体験の痕跡―トラウマとしての原爆体験)
被爆の記憶を引き継ぐために