[BOOKデータベースより]
1943年初頭、陸軍参謀本部は戦局転換を目的としたアメリカ経済打撃策「米ドル紙幣の偽造計画」を開始。だが、実行を目前に第二次世界大戦は終わり、偽ドルの原版と印刷機は陸軍特殊部隊によって破壊・隠蔽されたはずだった―。1947年夏、東京で起こった殺人事件の現場で旧陸軍が製造したと思われる偽造ドル紙幣が発見された。消滅したはずの計画が露見することを恐れた日本政府は、印刷機回収のため秘密裏に捜索を始める。手がかりは当時、印刷機破壊を命じられたまま行方不明となった6人の将校。しかし、そこにはGHQによって巧妙に仕組まれた偽装の罠が待っていた!!
[日販商品データベースより]1947年夏、東京で起こった殺人事件の現場で旧陸軍が製造したと思われる偽造ドル紙幣が発見された。日本政府は、印刷機回収のため秘密裏に捜索を始めるが…。占領下の闇が浮かび上がる傑作歴史ミステリー。
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「偽ドル印刷機を奪還せよ!」 陸軍諜報部員に密命が下った。 占領下の日本で「日・米・ソ」の壮絶なるコンゲームが始まる。1945年(昭和20年)8月30日、厚木海軍飛行場に降り立ったダグラスマッカーサーは記者団への対応を終えると、側近の将兵を呼び「コードX」の開始を告げた。この一言によって、占領統治下となる日本で新たな戦争が始まったのである。翌年の夏、戦後の混乱期。米軍物資の横流しをしていた隼武四郎が特高警察に捕まった。しかし、その護送中に何者かによって隼が拉致される。この隼なる男は陸軍中野学校出身で戦時中は諜報活動の精鋭。日本の特務機関に属していた隼のチームはすでに解散していたが、火急の事案が発生し、再び呼び集められたのだ。その火急の事案とは、国内に存在すると思われる「偽ドル印刷機」の奪還であった。作戦が秘密裏にGHQの手引きで進められているとの情報を?んだ日本政府は、同じく奪還に動いている共産主義組織に先んじて確保しなければならない。そこで戦時中、秘密工作を専門としていたメンバーでこのミッションに挑むことになった。しかし、僅かな手がかりしか?めていない隼たちのミッションは難航。そんな中、唯一残された手がかりは終戦間際に偽ドル印刷機の移送を命じられ、その後、行方不明となった中村謙吾中尉の行方だけ。そして、その細い糸を手繰っていくと、偽ドル製造機の隠し場所として新潟が浮かび上がった。だが、この複雑怪奇な作戦の裏側には国をも揺り動かす黒幕が存在していた。「日本政府」「米国(GHQ)」「共産主義勢力」「弱体化した警察」「闇市を仕切るヤクザ」「右翼かぶれの闇の大物」たちが、偽ドル印刷機を巡って繰り広げる壮絶なるコンゲーム。