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[BOOKデータベースより]
今や現代公教育はその制度的な評価システムを通じて、学校が掲げる「リテラシー」をものにする少数の「順応成功者」と、そうでない多くの者に振り分ける選別装置の役割を果たしている。この世界に対して本書は、生活の過程全てにわたる人間形成の営みである「発達文化」の視座から、公教育内外の様々な領域を再構築する新たな人間形成の行き方を試みた。4部にわたる国内外をフィールドとした考察の全てを通じ、教育の文明史的転換への意思を読むことができる。
第1部 体制転換期の新たな発達文化の模索(タタルスタンの人間形成の全体史―ソ連邦解体後の20余年の歩み;転換期における近代教育思想への向きあい―東ドイツの改革教育学研究にみる挑戦と霧散 ほか)
第2部 支配的文化のなかで揺れ動くマイノリティの発達文化(「日本人」でもなく「外国人」でもなく―日本で生まれ育つニューカマーの子どもたち;自前の発達文化を求めて―戦後在日朝鮮人の人づくりの構想と方法 ほか)
第3部 日常生活とともにある人間形成機能(口頭伝承による人間形成と文字化による影響―ケニア牧畜民サンブル社会を事例に;風景と道具の人間形成作用―スウェーデンの近代化過程におけるミュージアム・ペダゴジー ほか)
第4部 “育てる・育つ”をめぐる人間関係の構築(学びと創造の場としての吹奏楽部;日本の人間形成の今日的課題―学校外の人間形成力と学校教育との関連を通して ほか)