- 玉の井という街があった
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- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2015年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480432810
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[BOOKデータベースより]
永井荷風「〓(ぼく)東綺譚」で知られる玉の井。関東大震災後に私娼窟を形成するが、東京大空襲によって灰燼に帰した。戦後は赤線地帯となって甦るも、売春防止法施行によって1958(昭和33)年3月31日最後の日を迎えた。しかし、その実態はほとんど伝えられていない。本書は同時代に生きた著者が、自らの体験と取材をもとに、人と街の姿を書き残した貴重な記録である。
暗い青春
私娼窟玉の井の誕生
魔の迷路/娼家の構造
下駄をはかせぬ病院/迷路を泳ぐ名士たち
解放はありがた迷惑
『〓(ぼく)東綺譚』の周辺
奇縁ずくめの荷風と高見順
本所に多かった私娼/玉の井娼婦の生態
主役は東武電車/太宰治と菊谷栄のこと
エノケンと花電車/誰も知らない小林多喜二
玉の井名物、交番 風呂屋さん お稲荷さん
玉の井と犯罪
始祖バラバラ事件
華やかでやがて淋しい終焉
新興鳩の街繁盛記