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[BOOKデータベースより]
序章で、文書を「かたち」「かたまり」「かさなり」の総体として、たんに静態としてだけではなく動態として、古代から近現代にいたるまでを一貫した観点でとらえる理論的枠組みを提唱し、それをふまえた本論・補論で、中世・近世にまたがる個別文書群について論究。文書を単なる文献資料としてのみ扱うのではなく、「もの」としてとらえ、その総体を研究の対象とし続けてきた著者が、永年の研究成果をまとめた。
序章 アーカイブズ学としての中世古文書学―東寺百合文書からアーカイブズ学へ(アーカイブズの整理原則と研究分野―「記録史料管理論」と「記録史料認識論」の統一的把握;アーカイブズとしての東寺文書―「かさなり」「かたまり」「かたち」と東寺文書;記録史料学からアーカイブズ学へ)
第1章 妙蓮寺の近世文書について
第2章 近世の武家書札礼と公帖―南禅寺公帖の形態論的研究(中世の公帖;近世の公帖;近世公帖の料紙・花押等の変遷)
第3章 近世の領知判物・朱印状と公帖―室町時代の御判御教書との関連で(朱印状と公帖の形態上の相違点;室町時代の御判御教書;御判御教書と朱印状・公帖)
第4章 天龍寺の朱印状と公帖―中世古文書学と近世古文書学の継承性に関する試論(朱印状の封式―本紙・「包紙」の折り方とその宛名;朱印状の書式と文書様式;公帖の封式;朱印状と公帖の料紙―中世から近世への檀紙)
補論(殿下と将軍―奉書と檀紙、折紙と竪紙;徳川将軍領知判物・朱印状の原点―藤井讓治「徳川将軍領知朱印状の古文書学的位置」との関連で;古文書学からアーカイブズ学への寸描―史料論・室町幕府文書論)