[BOOKデータベースより]
羅城門へむかう牛車の前を歩くのは、まだ子どもの陰陽師、安倍晴明。そこへ、もやもや、雲のなかから鬼のむれがやってきた。このままではみんな食われてしまう…!
[日販商品データベースより]舞台は平安京――羅城門へ向かう牛車の前を歩くのは、まだ子どもの陰陽師・安倍晴明。そこへなにやらあやしい雲が近づいてくる。雲のなかからやってきたのは鬼のむれ、百鬼夜行だった。「ひとは おらぬか おっぺけぽー。いたら くっちゃえ くっぺけぽー」。どうしよう、このままではみんな鬼に食われてしまう。「しっ」。晴明は呪(しゅ)を唱えて結界をはり……。
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時は平安。細い三日月のかかる暗い夜、ごとり ごっとん ごとり ごっとん牛車の一行が通ります。前を歩くのは、まだ子どもの陰陽師、安倍晴明。陰陽師とは、主として平安時代に活躍した”魔術師”や科学者のような人たちです。まじない、占い、病気の治療や、暦を作ったりするのも仕事でした。長い陰陽師の歴史の中で、全ての時代を通じて一番有名であったのが平安時代の安倍晴明です。(解説参照)羅城門へ向かう一行の前へ、鬼の群れが現れます。大入道にろくろ首、琵琶に手足の生えたやつ、角のあるもの、お尻丸出しの鬼・・・。怖いもの、へんてこなもの、おもしろいもの。ぞろぞろぞろぞろ出るわ出るわ、化け物の大行列。「おっぺけぽー のっぺけぽー ひとは いないか とっぺけぽー いたら たべちゃえ たっぺけぽー」晴明は、牛車の中の師匠、賀茂忠行に助けを求めますが、居眠り中の師匠は目を覚ましません。「ぼくが なんとか しなくっちゃ!」晴明のとった行動は?晴明たちの命運やいかに。小説「陰陽師」シリーズの夢枕獏さんが手がけた初の絵本。安倍晴明の子どもの頃の活躍が描かれます。「おっぺけぽー」の不思議なリズムの繰り返しが声に出して楽しく、独特のオノマトペと共に物語を盛り上げます。そしてこの絵本に圧倒的な魅力を加えているのが大島妙子さんの描く晴明と百鬼夜行。子どもながら鬼に立ち向かう晴明の、はっとする迫力。将来の活躍を感じさせる凄みがあります。そして、ユーモラスなタッチの鬼たちも、みんな、おどろおどろしくも愛嬌たっぷり!いつまでも眺めていたい「怪し」の世界なのです。妖怪ファンもそうでない子も、大人もきっと夢中になる、最高の平安絵本の登場です。
(絵本ナビ編集部 掛川晶子)
羅城門へ向かう牛車の前を歩くまだ子どもの陰陽師、安部晴明が、雲の中から鬼の群れを見つけ、お師匠さまの賀茂忠行に知らせるが、くうすかくうすか居眠りの真っ最中でした。「ぼくがなんとかしなくっちゃ」と、呪を唱えて結界をはって鬼からみんなを見えなくしてしました。そのお陰で人の匂いはするけれど、見えないから鬼たちには気づかれずに助かったのですが、牛だけはうっかりないてしまったから鬼たちに食べられてしまいました。まだ人間の匂いがすると、危機一髪のところで、賀茂忠行が気がついたから懐から出した沢山の人間の形をした紙を「ふーっ」と吹いて、鬼たちはこの紙で出来た人間を食べて、みんなは助かりました。お師匠の賀茂忠行に褒められたのは嬉しいけれど、ちょっぴり悔しいと思う阿部晴明は、「お師匠さま、今度は紙の人形を人間にかえるあの術を教えてくださいね」お見事でした!(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】