[BOOKデータベースより]
本書では、方法論の基礎と最先端をかみくだいて説明しながら、より優れた研究をするための新たな方法論を提示する。自分の理論に都合のいい資料しか使わない社会科学者と、狭い研究対象に埋没してしまう歴史家のあいだに横たわるギャップとは?それを解決する歴史分析の理論化とは?専門用語をやさしく解説する「ショート解説」つき。
序章 歴史と理論:古くて新しい緊張関係(歴史学者による社会科学者批判;社会科学者の見解;歴史と理論の断絶にはらむ問題)
第1章 中範囲の理論:イシュー・時間・空間の限定(パターンと個性;「自然主義」と社会科学;社会科学理論の社会への影響;中範囲の理論)
第2章 「説明」とは何か?(「説明」に関する三つの見解;因果関係の解明としての「説明」;統合としての「説明」 ほか)
第3章 帰納/演繹、アブダクション(帰納法とその問題点;社会科学における演繹法の陥穽;アブダクション)
第4章 構造的問いと事例全枚挙(単一事例の問題点;構造化、焦点化された比較の方法;事例全枚挙)
第5章 過程構築から理論化へ(過程追跡という手法;歴史過程の構築;抽象化、比較分析から理論化へ)
終章 さらなる議論を!(本書が論じてきたこと;本書の意義と限界)
すぐれた研究をするための方法論とは? 理論志向の社会科学者と、歴史的事実を重視する歴史家の溝とは? 解決法を提示する!
本書は方法論の基礎をかみくだいて説明する入門書でありながら、社会科学と歴史学のギャップを埋める最新の研究書。自分の理論に都合のいい資料しか使わない社会科学者と、狭い研究対象に埋没してしまう歴史家。両者の溝を払拭する研究法を指し示しながら、初学者向けにも基本を解説する。専門用語を易しく説明する「ショート解説」つき。
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