- 迷宮
-
- 価格
- 506円(本体460円+税)
- 発行年月
- 2015年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101289557
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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★プロ書店員レビュー★
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案外、趣味はジョギングとかだったりして
”闇”です。深い深い”闇”の物語です。タイプは違うけれど、「その女アレックス」よりも”闇”は深いです。あらすじを見ると最悪な読後感を持ちそうな印象を受けるけれど、実際に読んでみると意外なほど穏やかな感覚で読み終わります。これってもしかしてハッピーエンドなのかもって錯覚したりします。それだけ、前半部分の息苦しさが際立っています。作者の中村文則氏はイケメンだし、これからもっと”光”を浴びる人生を送りそうなだけに、前半の”闇”がより一層切なく迫ります。ところで中村氏は、カート・コバーンとスティーヴ・ヴァイだと、どっちが好きなんだろう?
レビュアー:加藤永人 / リブロ / 男性 / 50代
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[BOOKデータベースより]
胎児のように手足を丸め横たわる全裸の女。周囲には赤、白、黄、色鮮やかな無数の折鶴が螺旋を描く―。都内で発生した一家惨殺事件。現場は密室。唯一生き残った少女は、睡眠薬で昏睡状態だった。事件は迷宮入りし「折鶴事件」と呼ばれるようになる。時を経て成長した遺児が深層を口にするとき、深く沈められていたはずの狂気が人を闇に引き摺り込む。善悪が混濁する衝撃の長編。
[日販商品データベースより]密室状態の家で両親と兄が殺され、小学生の少女だけが生き残った。迷宮入りした事件の狂気に搦め取られる人間を描く衝撃の長編。