- 差別の日本近現代史
-
包摂と排除のはざまで
岩波現代全書 058
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2015年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000291583
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[BOOKデータベースより]
被差別部落、女性、ハンセン病患者・回復者、障害者、アイヌ民族、在日韓国・朝鮮人、沖縄…なぜ日本には今なおさまざまな差別が存在するのだろうか。差別の根源に、多種多様な人びとを近代的・画一的な価値観へ囲い込み、そこからはみ出す者を排除する社会の枠組みが存在することを、具体的な差別のあり方の歴史的変遷を辿りながら描きだす。
第1章 国民国家の成立と差別の再編(開化と復古―身分制の解体/再編;「国民」の境界 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 帝国のなかの差別と「平等」(植民地の領有;新しい女/農村の女性 ほか)
第3章 アジア・太平洋戦争と動員される差別―「国民」と「非国民」(アジア・太平洋戦争の開始と棄民;優生思想による排除 ほか)
第4章 引き直される境界―帝国の解体(日本国憲法と平等権;境界の引き直しと人流 ほか)
第5章 「市民」への包摂と排除(引かれる境界―格差の告発;高度経済成長したの女性 ほか)
第6章 「人権」の時代(復帰か独立か―沖縄差別論;差別の微表と「誇り」―被差別部落 ほか)
第7章 冷戦後―国民国家の問い直しのなかで(裁かれた隔離;ジェンダーからの問い ほか)
なぜ差別はなくならないのか。差別の根源に、多種多様な人びとを近代的・画一的な価値観へ囲い込み、そこからはみ出す者を排除する社会の枠組みが存在することを、具体的な差別のあり方の変遷を辿りながら描きだす。