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ユーザーレビュー (8件、平均スコア:4.6)
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Katsuei
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閉鎖的な環境は非常識な考えを助長する
己の信ずるところを極める事は、容易に出来る事ではなく、周囲から見れば一見羨ましくもある。
しかし、人間は一定の社会性をもって、世間の常識から逸脱しない範囲で行動しなければ、受け入れられないどころか非難される結果となる。
自分に賛同してくれる者としか交流しない閉鎖的な環境は、非常識な考えを助長するに過ぎない。本当の優しさとは、自由な生き様に羨望の眼差しを向けるより、常識的な見地から指摘してあげる事なのかもしれない。
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ゆうたろう
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次回作に期待
当たり前ではあるけれど、芸人同士の人間関係、キャリアへの区切りの付け方や葛藤がリアルに描かれていて読み応えがあった。次回作に期待!!!!
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あおひなレストラン
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好感の持てる小説
有名人が書いた小説が芥川賞を受賞…ということで、純粋な作品の評価は難しそうですし、賛否色々な意見が出るのは避けられないと思います。
思ったより読むのに時間がかかりましたが、読みにくくはなかったです。
作者にとって本業のお笑いをモチーフにしつつ、結果が出るか分からないものに人生を賭ける人の葛藤を描いている心情等は、共通の感覚として理解できる気がしました。
師匠と弟子の関係から『こころ』を連想しましたが、『火花』は師匠との会話を鏡のようにして、主人公が自身の心情を掘り下げていくような内容になっています。
その結果、主人公の芸人人生がどういう決着を見せるのか、関心のある人は読んでみては?と思います。
娯楽小説ではないので万人におススメするタイプの作品ではないかも知れませんが、物を描くことに真摯な印象を与える、好感の持てる小説だったように感じました。
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風
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第2作が楽しみです
芥川賞受賞、おめでとうございます!
この作品が芥川賞を取ると思っていました。
巷には、個人の感想で、いろいろ言われる方もいますが、
今の実力、そしてこれからの期待、それらを含めてナンバーワンだと思います。
いっぱい、削った箇所があるそうなので、これから書かれる次回作が楽しみです。
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HonyaClub.comアンケート
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「夏の文庫2015」レビューコメント
いろいろな賞に名前が出るのでこの夏読むには持って来い(ハチミツ/男性/30代)
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しばしば
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一気に読める
すごいと聞いていたが、ここまでと思わなかった。
花火大会で出会った日、夜な夜な呑み明かした日、夜中のオーディションに出かける日。
作品全体に漂う夕暮れの中で、都会の中に取り残される主人公の僕と師匠が鈍く輝いている。
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめ安土桃山(戦国)時代の本」レビューコメント
又吉すごい(ぷら/男性/40代)
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめ安土桃山(戦国)時代の本」レビューコメント
芸人の日常が、坦々と描かれている。平凡の様な非凡の様な暮らしの中で、濃いキャラクターとの出会いで、人としての成長をうかがわせる。人間観察がよく出来ていて、素直な文体に引き込まれる。愛すべきお馬鹿達に、教わることがたくさんあった。もっと、人を愛さなければ、優しくしなければと思えた。(めりくま/女性/50代)
[BOOKデータベースより]
お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。
[日販商品データベースより]笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。第153回芥川賞受賞。
売れない芸人徳永は、熱海の花火大会で、師として仰ぐべき先輩神谷に電撃的に出会った。そのお笑い哲学に心酔して行動を共にしながら議論を続けるのだが、やがて二人は別の道を歩んでいくことになる。運命は二人をどこへ連れていくのか。