原子力規制委員会の孤独

原発再稼動の真相
エネルギーフォーラム新書　０３１

エネルギーフォーラム
天野健作　

• 価格: 990円（本体900円＋税）
• 発行年月: 2015年03月
• 判型: Ｂ４０
• ISBN: 9784885554452

内容情報

[BOOKデータベースより]

未曽有の福島第一原発事故から約４年、原発が遂に再稼働する。その帰趨を握ったのが、原子力規制委員会だ。「世界最高水準」と誇る原発の新規制基準とは何か、遅れている審査の実態は。そして、本当に原発は安全になったのか。発足以来、密着取材を続けている記者が真相に迫った。本書は、規制委を通した日本の原発ルポルタージュである。

第１章　原子力規制委員会とは（「独立性」と「透明性」が旗印；大幅に遅れた設立；福島に思い寄せる委員長　ほか）
第２章　「世界最高水準」の新規制基準（８カ月で作り上げた新基準；「安全」にゴールなし；広がる活断層の定義　ほか）
第３章　審査が遅れている理由（審査開始日の喧騒；審査員は１００人程度；恭順姿勢見せた「川内」　ほか）
第４章　批判相次ぐ活断層調査（なぜ６原発だけか；原子炉直下にあれば廃炉へ；激しい対立「敦賀」　ほか）
第５章　福島第一原発事故の監視と原因究明（安倍首相の五輪誘致演説；「レベル３の衝撃；凍土壁への懸念　ほか）’
第６章　原子力防災と規制委（防災範囲を３０キロメートル圏に拡大；福島の教訓をどう生かすか；ヨウ素剤の配布基準　ほか）

[日販商品データベースより]

福島第一原発事故から４年、再稼動の帰趨を握った原子力規制委員会。「世界最高水準」と誇る原発の新規制基準とは。本当に原発は安全になったのか。密着取材を続ける記者が迫る。規制委を通した原発ルポルタージュ。