- 明治の翻訳ディスクール
-
坪内逍遙・森田思軒・若松賎子
ひつじ研究叢書 文学編 7
- 価格
- 5,060円(本体4,600円+税)
- 発行年月
- 2015年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784894767294
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[BOOKデータベースより]
第1部 “人称”の翻訳(“人称”の翻訳・序説;“人称”的世界と語り―ジュール#ヴェルヌ『拍案驚奇地底旅行』;変換される“人称”―坪内逍遙訳『贋貨つかひ』;“探偵小説”の試み―坪内逍遙訳『種拾ひ』;「周密体」と人称―森田思軒訳『探偵ユーベル』;“自己物語”の翻訳―森鴎外訳『懺悔録』;“人称の翻訳”の帰趨―坪内逍遙『細君』)
[日販商品データベースより]第2部 言語交通としての翻訳(「媒介者」としての翻訳;“教養小説”の翻訳―丹羽純一郎訳『欧州奇事花柳春話』;『花柳春話』を生きる―坪内逍遙『新磨妹と背かゞみ』;「探偵小説」のイデオロギー―内田魯庵訳『小説罪と罰』;翻訳される「子どもらしさ」―若松賤子訳『小公子』)
第3部 冒険小説の政治学(明治期のロビンソナード;ナショナリズムの翻訳―矢野龍溪『報知異聞浮城物語』;「海洋冒険小説」の時代―『冒険奇談十五少年』の背景;「冒険」をめぐる想像力―森田思軒訳『冒険奇談十五少年』)
翻訳を文化交通のひとつの媒介者とする観点に立ち、意味の変容とズレに着目し、異文化を受け取る側の問題認識に最大限の焦点をあてながら、明治期の翻訳文学のもつ問題性をテクスト受容論的に問い直す。