- 統治新論
-
民主主義のマネジメント
atプラス叢書 09
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2015年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784778314262
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 手段からの解放
-
価格:968円(本体880円+税)
【2025年01月発売】
- 目的への抵抗
-
価格:858円(本体780円+税)
【2023年04月発売】
- 「VRならでは」の体験を作るUnity+VRゲーム開発ガイド
-
価格:3,630円(本体3,300円+税)
【2025年04月発売】
- アドラーに学ぶ どうすれば幸福に生きられるか
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2025年02月発売】
- 21世紀の国家論
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年03月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
★プロ書店員レビュー★
-
確かに、時代が哲学を求めている。
ホッブズ、ロック、ルソー、シュミット、ベンヤミン、フーコーといった哲学・思想の蓄積に学びながら、現代の権力についてラディカル(根源的)に考える政治対論。近代政治哲学が立法権を中心に考えてきたこと(例えばロック『統治二論』)の限界を指摘し、行政の民主的コントロールを焦点化する國分功一郎の素朴な問いかけに、大竹弘二は政治哲学の成果を踏まえて理論状況を整理してみせ、さらに統治が国家の手から離れていく新自由主義化(民営化、外部委託)の流れに着目する。「行政権の肥大と民主主義の機能不全」は決して新鮮なテーマではない(この本では行政学の知見にほとんど触れていない)。しかし「立憲主義」が現実政治の争点になるほど近代の原理が揺らいでいる今、この対論のように歴史を遡り、権力の正統性を根源から考え直して現代に繋ぐ哲学の力が「役に立つ」。確かに、時代が哲学を求めている。
レビュアー:野上由人 / リブロ / 男性 / 40代
⇒「書店員のレビュー」一覧はコチラ
[BOOKデータベースより]
国家といかにつきあうか。主権、憲法、民主主義、新自由主義を歴史的な根源から問い直す、二一世紀の政治哲学!
第1章 主権を超えていく統治―特定秘密保護法について(特定秘密保護法の成立;公開性の原則は本当に可能か? ほか)
[日販商品データベースより]第2章 「解釈改憲」から戦前ドイツへ(「解釈改憲」の意味;「集団的自衛権」の本質 ほか)
第3章 主権概念の起源とその問題(主権理論における行政の位置づけ;主権理論の完成者・ルソー ほか)
第4章 新自由主義の統治をめぐって(ナチスとオルド自由主義;フーコーのオルド自由主義評価 ほか)
第5章 立憲主義と民主主義再考(構成的権力;立憲主義と民主主義の不一致 ほか)
国家といかにつきあうか…。主権、憲法、民主主義、新自由主義を歴史的な根源から問い直す、21世紀の政治哲学。「atプラス」誌に掲載された大竹弘二と國分功一郎の対談に加筆修正し、単行本化。