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[BOOKデータベースより]
広告の受け手と、クライアントと、僕に仕事を頼んでくれた人。広告をつくるとき、三つの立場の人を幸せにしたい。(谷山雅計)
人々に思いを伝える、働き者のコピーは、きっと型にはまっていない。言葉はもっと自由でいい。言葉の型から抜け出す、それがなによりも難しいこと。(一倉宏)
「難しい」ことを「簡単」にする、それがすべて。簡単だけど、おもしろい。簡単だけど、深い。一瞬でわかって効くコピーが、世の中を動かすんです。(小西利行)
実験のような言葉づかいがすきだ。チャーミングな意味不明を、見る人の想像力にゆだねる。そんな広告をいつもつくれたらいいんだけどね…。(安藤隆)
その広告が話題になっていくときの「呼び名」を考える。それが私にとっての、コピーライティングかもしれません。(福里真一)
モヤモヤとした思いを胸に今を生きる人たちが、そのコピーを見て、「そうそう」って膝を打ってくれたら、それがいちばん届くコピーですよ。(仲畑貴志)
コピーで嘘を言わない。企業や商品の良い面が見える“光の当て方”を探して、「なぜだか、どうしようもなく好き」になってもらいたい。(国井美果)
「企業人格」を見て、「憑依」して、「相手を理解」して言葉というかたちにする。それが、僕の仕事のやり方です。(前田知巳)
人間の幸福は、考えることのなかにあると思うんです。何気ない日常の出来事を掘り下げて考える。それが面白い。生きている限り、コピーのヒントは、永遠にあるんですよ。(岩崎俊一)
予算がないから、アイデア勝負。なかでも一番お金がかからないコピーで、目立つために頭をひねる。九州という土壌がコピーライターを育ててくれるんです。(門田陽)
広告において、僕は数よりも強さを取る。まんべんなく多くの人にではなく、一人ひとりに強く響くものをつくる。(秋山晶)
エポックメイキングな広告コピーを世に送り出し続ける巨匠から新鋭までのトップコピーライターたちの、独自のテクニックを大公開。テクニック論だけでなく、ライターとしての生き方まで深く掘り下げた1冊。
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広告のコピーが隆盛を極めた70〜80年代、名作と言われたコピーがメディアを通して人の記憶に打ち込まれた。時代の変遷とともに広告表現が変化していき、近年、携帯メール、ブログ、ツイッター、Facebook、LINEなどのインタラクティブなメディアが登場し、メディアと消費者のコミュニケーションの方法が大きく変化し、文字離れどころか、文字を書くことが日常という時代へと移り変わっていった。
そんな時代に、コピーライターは、ますます多様化し細分化されるターゲットに対して、しっかりリーチさせる手法や表現力が必要となり、駆け出しのコピーライターだけでなく、キャリアのあるコピーライターですら戸惑いを隠せない。
同書は、コピーライティングの黄金期から現代まで、現在の急激なメディアの変革に負けることなく、力強く、活躍し続けるコピーライターたちが登場し、彼らの名作コピーを生み出したときの思考法、表現法をドキュメンタリータッチで解説する広告コピーの書き方のノウハウ本である。
名作と言われる多くの広告に関わる名だたるトップコピーライターから11名を選出し、各々のスタイルをいくつかの代表作、話題作からそのテクニックを伝える。