- 宮沢賢治童話の世界
-
子ども読者とひらく
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2014年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784905194842
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[BOOKデータベースより]
賢治童話を子どもはどう読むのか。注文の多い料理店、よだかの星、やまなし、オツベルと象、どんぐりと山猫、土神ときつね、雪渡り、猫の事務所…童話の魅力と諸相を読みひらき、その教材性の意味を問い、賢治の生あるものに向けての愛の思想を探る。
第1章 子どもと読む賢治童話の魅力(異界との交歓―「雪渡り」;生命の連環―「やまなし」;擬制を撃つ―「よだかの星」;自己回復へのメッセージ―「注文の多い料理店」;イーハトヴの世界に遊ぶ―「鹿踊りのはじまり」;現実と理想の相克―「オツベルと象」)
[日販商品データベースより]第2章 掘り起こす賢治童話の世界(異界からの手紙―「どんぐりと山猫」;領域侵犯者に与えられた罰としての刻印―「注文の多い料理店」;狐殺しの修羅―「土神ときつね」;社会悪への批評―「猫の事務所」;賢治童話における悪の諸相)
第3章 教材としての賢治童話(宮沢賢治童話の教材史;賢治童話の魅力と教材化の可能性;教材論・作品論のための覚え書き)
賢治童話を子どもはどう読んでいるのか
注文の多い料理店、よだかの星、やまなし、オツベルと象、どんぐりと山猫、土神ときつね、雪渡り、猫の事務所……
今まで、賢治の童話についての分析や評価は大人のもののみであった。しかし、〈子ども読者〉の率直な読みには、作品の「いのち」ともいうべき隠れた魅力に触れるものがある。本書は、賢治童話の魅力と諸相を読みひらき、その教材性の意味を問い、賢治の生あるものに向けての愛の思想を探る。