[BOOKデータベースより]
ひとりっこのぼっちゃんは、いつでもぼくといっしょだったこと。どこにでもつれていってくれて、ねるときもまいばん同じおふとんだったこと。おきにいりのクレヨンで、ぼくの絵をたくさんかいてくれたこと。かなしいときは、ぼくにかおをうずめてなみだをふいていたこと。このお腹だってはじめはまっ白だったんだ。バッグ付き絵本として発売直後から大反響だった「ふたりのねこ」が、絵本として再登場。カバーは描き下ろし!!
[日販商品データベースより]ねこのぬいぐるみ「ニャンコ」と、公園に住む野良猫のおんなのこ「ねこ」の出逢いと別れが描かれた、切なくあたたかいファンタジー。大反響のヒグチユウコの絵本が、カバー描き下ろしで再登場。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「今日は、本を読もう。」プロジェクト
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『今日、読みたくなる本』フェアコメント -今なら、あの頃と違う風景が見える。
涙があふれてきます。優しくて切ない物語。
心の奥底をつままれて、そのピンクになった部分が痛くてぎゅうっとなる。でも、あとからそこがジンジンと熱くなるような感覚。ちょっとだけほっとして、ちょっとだけ悲しくなるような。だれかの幸せを遠くで願うことは、本当はこんな気持ちなのかもしれない...。読み終わったあと、そんな気持ちにさせてくれる優しい二匹の猫の物語です。キイロの表紙に描かれた繊細な猫のイラスト。公園でめぐりあった二匹の猫が主人公です。一匹は、ある日突然ひとりぼっちになってしまった猫のぬいぐるみ「ニャンコ」。もう一匹は、公園で「ニャンコ」をひろってくれた野良猫の女の子「ねこ」。「ニャンコ」に「ねこ」はいいます。「そのおうち、さがそうよ」「だから あたしたち、かぞくよ」夏の終わり、二匹はあてもなく「ニャンコ」の持ち主である「ぼっちゃん」をさがし始めます。すこしずつ、すこしずつ、心の距離を縮めていく「ニャンコ」と「ねこ」。でも、別れは突然にやってきます。そのとき、「ニャンコ」は・・・?ヒグチユウコさんの描く動物は、どこか不思議でちょっと怖くてなぜか目が離せなくて、そして圧倒的に妖しく美しいのです。心がざわざわします。ぐらぐらします。「生きてる」を感じさせます。これまでもファッションブランドのEmily Temple cute、ユニクロ、ホルベイン画材あちゃちゅむ、ninitaなど数多くの企業とのコラボを展開し活躍されてるヒグチさん。資生堂マジョリカマジョルカのポスターやCMに釘付けになった方もいるかもしれませんね。この絵本は、もともとはバッグの付録絵本で大絶賛だったもの。今回、新たに表紙を描き下ろし、新装版絵本として出版されました。ページごとに繰り広げられるヒグチさんの描く「ニャンコ」と「ねこ」の心象世界。美しいだけではない、心のどこかにひっかかる絵本です。あなたはどんな風に感じますか。
(絵本ナビ編集部 富田直美)
ミステリアスでノスタルジックかつファンタジーを感じさせる、
すごくいい絵です。
動物たちのリアルな頭と不似合いな体も
異国風の絵柄のようで、品を感じさせます。
特に枝に止まったカラスの絵は、まるでうねうねと動くかのような、まるで得体の知れない生き物のような花で作者のセンスを感じさせます。
話の立ち上がりも興味をひき、
捨てられたぬいぐるみというせつない境遇も興味をひきます。
が、文章に圧倒的にセンスがない…
民話にありがちな繰り返し問答は意味を含められないのならやめましょう。
また、表現が露骨で話の余韻というか、含みがありません。
ぬいぐるみが人間にいじめられるところの描写、
猫がドライな性格であるところの描写、
作者は安っぽいドラマや映画ばかり見て来たのではないでしょうか。
せっかく味わい深い絵を描くのですから、
質の高い作品を目指してほしいと思います。(一染さん 70代以上・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】